心理学総合案内・こころのの散歩道/心療内科医・涼子/objection
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(サンデー毎日12/7)
ご意見をどうぞ
このドラマに対して、現場医師から、多くのクレームが寄せられているとして、サンデー毎日誌上では番組の問題性を指摘しています。ここでは、その要約をご紹介いたします。すでに何人かの方からご意見を頂戴していますが、さらに、みなさまからのご意見ご感想をお待ちしております。
サンデー毎日の記事から
指摘される問題点
・取り上げる病気が不適切(心療内科ではなく、精神科が扱う病気)。
・その病気の描写があまりにもセンセーショナル。(心療内科の患者が心療内科に行きにくくなる)
・現実の医師は、涼子のような行動はとらない。
・ドラマを見て、すぐに治ると期待し、結果的に病院を転々としてしまう危険性。
*日本心療内科学会は、読売新聞に抗議文を出している。
日本心身医学会も同様の考え。
これに対し、読売テレビ局側は、局長やディレクターが訪れ、「これから撮影するものに関しては、十分に配慮する」と釈明した。
番組アドバイザーとテレビ局側の意見
番組アドバイザー(医事指導):東邦大学大森病院心療内科
・心療内科の範囲を逸脱しているとテレビ局に抗議した。
(後半は、本来の姿に戻りつつあると思う)・ただし、心療内科は純粋な心身症だけを見るべきだとの批判には、反論する。:本来の心身症の患者は、心療内科受診者の15%にすぎない。ドラマはオーバーな点があるが、精神科の対象になる患者が来ているのも事実。そういうニーズに応えるのも、将来的には大事ではないか。
テレビ局(読売テレビ)
ドラマとして成立させるためには、誰もが心に抱えている問題を取り上げる必要がある。その意味で、醜形恐怖などが精神科とのボーダーラインにあることは分かっていたが、あえて取り上げた。ただ、抗議は真摯に受けとめている。
サンデー毎日の結論
「人々(患者)に誤った知識を与えているとしたら、やはりこのドラマ「要治療」ということか。」
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