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関屋公民館                              2000.7.15

親の心、子の心

新潟青陵大学 碓井真史


本当は愛し合っているはずなのに、でも、すれちがっちゃうんですよねえ。


 人間は、他の動物と比べて、とても無力な形で生まれてきます。そして、世話をやいてもらい、愛情をたっぷり受けて、健康に育っていきます。

少年犯罪の心理
 ほとんどの少年犯罪は、彼らの心のSOSです。愛に飢えた少年たちがとても不器用に愛を得ようとしたのが、少年犯罪です。

少年犯罪を止めるもの
 自分が誰かに心から愛されている、そして自分や自分の人生を大切に思っている少年は、多少グレたとしても、行動にブレーキをかけることができます。

少年犯罪は増加凶悪化?
 ここ数年はそうですが、戦後50年の移り変わりを見ると、近年特に増加しているわけではありませんし、凶悪犯罪はむしろ激減しています。

子の成長と親の心
 子どもが幼いうちは、早い成長を望み、時には子どもにプレッシャーを与えてしまう。ところが、子どもが思春期、青年期になると、今度はいつまでも子どものままでいて欲しいと思い、子の成長に不安を感じます。

子の幸せを願う心
 だれだって、子の幸せを願いますが、子の幸せは親の義務だと思って自分を責めたり、先回りして子どもの人生にレールを引こうとすると、子は反発します。

望ましい親
 子どもが幼いころは、「いつもそばにいて、包み、守ってくれる親」
 思春期以後は、「遠くにいて、子の幸せを念じている親」

共感とコミュニケーション
 大人が子を叱ったり説教したりするのは当然です。でも、子どもの心に共感できないと、子どもとのコミュニケーションが取れません。

愛を伝えあう
 現代は、愛が伝わりにくい時代です。でも、子にとってあなたは世界一の親だし、子どもも素晴らしい存在です。愛を伝えあいながら、子育てを楽しみましょうよ。

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