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白山小学校PTAすこやか育成委員会                   2000.9.5

子どもの心を豊かにするには

新潟青陵大学 碓井真史

子どもってすばらしい! 子どもは、みんな豊かな心を持っています。
でも、ときどきそれが隠れてしまうことがあるのです......。

○優等生の憂うつ、劣等生の絶望

 成績の良い子が、ただ成績のために勉強をしてしまえば、知る喜び、作る楽しみを失ってしまいます。一方、ある教科を苦手とする子が、能力全体への自信を失ってしまえば、絶望してやる気を失います。

○手のかからない子、手のかかる子

 手がかからないからと言って手をかけないと、その子はさびしい思いをしているかもしれません。生まれつき手のかかる子でも、温かく見守ることで、問題が解決されることもたくさんあります。

○良い子が危ない?

 「良い子」が、本当の意味で良い子ならいいのですが、ただ「我慢しているだけの子」や、大人にとってただの「都合の良い子」では困ります。子どもって、乱暴で、きたなくて、うるさくて、わがままで、それが子どもらしい良い子どもだと思います。子どもから、子どもらしさや子ども時代を奪わないようしたいものです。

○子どもと悪

 悪いことはもちろん悪い。でも、みんな少しずつ悪いことに触れながら大きくなっていきます。

○心理学の罪

 心理学者や教育学者が出てきて、ああしなさい、こうしないと教える。内容は間違っていなくても、親をますます不安にさせることがあります。

○あなたは世界一のお母さん、お父さん。

 あなたのお子さんにとっては、あなたこそが世界一の親です。あまり心配しすぎず、子育てを楽しみましょう。

http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/index.html

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