新潟市中央公民館ライフセミナー21 1997.11.20
新潟青陵女子短期大学 福祉心理学科 碓井真史
1、達成動機(目標を目指してがんばる気持ち)
達成行動=成功達成動機(成功したい)- 失敗回避動機(失敗したくない)
高い達成動機を持っている人は、適切な目標(自分の能力を生かせる目標)を選ぶ。
失敗回避動機の方が高い人は、適切な目標をあえて避ける。
(玉入ゲームをやってみよう)
2、成功不安:成功することを心配する人達もいる。(心理テストをやってみよう)
3、セルフ・ハンデキャッピング:自分自身にわざとハンデをかけるような人達がいる。
4、マズローの欲求段階説と動機のゆがみ
1)生理的欲求 2)安全の欲求 3)愛と所属の欲求 4)承認の欲求
5)自己実現の欲求
1〜4の欲求が満たされて、5の自己実現欲求が出てくる。
1〜4が満たされないままだと、ゆがんだ動機による、反社会的行動や、自分にとって苦しい行動が生まれる。(やってみよう、インナーチャイルドとの出会いといやし)
5、無気力の心理
失敗したときに、それは自分の能力のせいだと思い、いつもそうだ、運命だと思うと、無気力になる。失敗したときに、努力不足のせいだとか、次は大丈夫だと思えれば、無気力にならない。
6、内発的動機づけと自己決定
内発的動機づけ:自己有能感、自己決定感、対人交流に基づく動機
外発的動機づけ:賞罰による動機
内発的動機づけによる行動の方が質が高く、満足感も高い。
一時的に外発的動機づけによって行動するとしても自己決定していることが大事。
自己決定できる、自律した生き方を目指そう。
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