新潟青陵大学大学院(碓井真史) /心理学 総合案内 こころの散歩道 (心理学講座) /犯罪心理学/犯罪心理学入門
犯罪者のパタンを精神分析的に考えると、次のような側面があるでしょう。
犯罪者の幼児期
甘やかされたわがままな子
甘やかされたために、強さが身についていません。社会のルールが守れない人もいますし、甘やかされ、強くなれなかった結果、青年期に挫折し、その挫折から立ち直れない人もいるでしょう。
虐待された子
愛されなかったために、自信が持てず、コミュニケーションがうまくとれないこともあるでしょう。自分がいらない子だということを強く自覚して、自暴自棄になることもあるでしょう。(もちろん、虐待された子は犯罪者になるなどといいたわけではありません。)
いろいろな意味で人より劣る子
もちろん、劣っている人がみんな犯罪者になるわけではありません。また、「劣っている」というのは、必ずしも学力や体力だけの問題ではありませんが、強い劣等感は、犯罪の種になることがあるでしょう。
イド(エス)、エゴ、スーパーエゴのバランス
フロイトによれば、心は3つの部分に分かれます。
・本能的欲望であるイド
・良心とも言えるスーパーエゴ(超自我)
・その二つの間に立ってバランスをとり、現実的な行動をとろうとするエゴ(自我)イドが弱ければ、生きるエネルギーが湧いてきません。
人間の良心とも言えるスーパーエゴは、弱すぎても困りますが、強ければよいわけではありません。強すぎると、その人を押しつぶしてしまいます。
大切なのは、エゴ(自我)が成熟していて、バランスの取れた考えや行動のできることです。未熟な自我のための犯罪もあります。同一性拡散
自分は何者なのかという問いに肯定的に自分なりの回答を出せることを自我同一性(アイデンティティ)が確立していると言います。これがわからなくなっている状態を同一性拡散と呼びます。
自分自身がどんな人間で、どのように生きていったらよいのかが分からないまま、人生に迷い続けている犯罪者もいるkとでしょう。
犯罪者になる3パターン ・ 犯罪者の性格 ・ 犯罪の社会学、社会心理学 環境の影響
ウェブマスター碓井真史の本
『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』
いのちについて考える全てのひとのために
『誰でもいいから殺したかった! 追い詰められた青少年の心理』
秋葉原通り魔事件、八王子通り魔事件などから考える現代の問題
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BOOKS
ウェブマスター碓井真史の本
『誰でもいいから殺したかった! 追い詰められた青少年の心理』(アマ
愛される親になるための処方箋 ・親からの愛を実感できなかった青年の行き着いた先
『人間関係が上手くいく嘘の正しい使い方:ホンネとタテマエを自在に操る心理法則』(アマゾン)
上手な愛の伝え方 ・追い詰めない叱り方
ウェブマスターによる新刊(2010年5月27日発行)
『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』
自殺といのちについて考える全てのひとのために
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2008年9月緊急発行 『誰でもいいから殺したかった! 追い詰められた青少年の心理』 |
2008年8月発行 『人間関係がうまくいく図解嘘の正しい使い方:ホンネとタテマエを自在にあやつる!心理法則 』 |
2000年 『なぜ少年は犯罪に走ったのか』 |
2001年 『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』 |
2000年 『なぜ少女は逃げなかったのか:続出する特異事件の心理学』 |
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「誰でもいいから殺したかった青年は、誰でもいいから愛してほしかったのかもしれない。」 ☆愛される親になるための処方箋 本書について(目次等) |
・ 『ブクログ』書評「〜この逆説的かつ現実的な取り上げ方が非常に面白い。」 ・追い詰めない叱り方。上手な愛の伝え方 本書について(目次等) |
bk1書評「本書は,犯罪に走った子ども達の内面に迫り,心理学的観点で綴っていること,しかも冷静に分析している点で異色であり,注目に値する。」 本書について | 「あなたは、子どもを体当たりで愛していますか?力いっぱい、抱きしめていますか?」 本書について | 「少女は逃げなかったのではなく、逃げられなかった。それでも少女は勇気と希望を失わなかった。」 本書について |
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