心理学総合案内「こころの散歩道」/社会心理学入門・出会いの道/対人魅力・人に好かれる方法(碓井真史)
対人魅力の心理学3
人に好かれる方法・人は自分と似ている人を好きになる |
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人は、自分と似ている人に好意をもちます。
大学の授業で、席が自由な教室では、なんとなく同じようなファッションの学生たちが集まって座っています。
ファッションやメイクが同じようなタイプの人には、好感を持ちやすく、近づいていって友達になります。
同じようなタイプの人からは、非難を受けにくいからです。
人は、自分と似ている人を好きになる。だから、好かれたいと思えば、その人と同じ態度を取ろうとします。
営業マンは、得意先のお偉いさんの趣味を調べます。野球好きか、サッカー好きか、巨人ファンか、阪神ファンか。そして話を合わせます。
片思いをしている人も、相手の趣味を知りたくなります。その人が好きなものを、自分も好きになろうとします。
似た者どうしが友達になり、友達になれば、一緒におしゃべりし、同じテレビを見たり、一緒に出かけたりします。共通の話題や思い出がどんどん増えていきます。こうして、二人はますます似た者どうしとなり、好意はさらに深まります。
逆に、嫌いだと思っている相手にったいしてへは、人は自分と全然似ていないと感じます。
あなたの幼いころの最初の友達は、どんな子だったでしょうか。近所の子ではありませんでしたか。人は、近くにいる人のことを好きになります。
仲よしの二人は、まるでコピーのように、同じポーズをとったり、同時にグラスに手を伸ばしたりします。親友や恋人は自然にそうなります。相手に気に入られようと思っいる人には、わざとっそうする人もいますね。
相手がビールを飲めば自分も飲み、相手がつまみに手を伸ばせば、自分もそうする。
相手が、腕組みして「近頃の若い者は・・・」なんて始めたら、自分も同じポーズで、「ほんとに困ったものです」などと言う。もう、「仲間」「同士」ですね。
2010.10.22
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