こころの散歩道(心理学総合案内)/犯罪/青酸カレー事件/やせ薬の経緯


偽やせ薬事件の経緯


 98.8.26夜。中学の3年男子生徒が、自宅に説明書と共に郵送された「やせ薬」を装った液体を飲み、倒れているのを家族が発見、入院した。鑑定の結果、クレゾールが混入していたことが判明。

 少年は重症だが、命に別条はない模様。同様の偽やせ薬は、同じ中学校の生徒にも郵送され、女性教諭1人を含み、合計で26人に届けられていた。

 郵便物の中には、一部に料金不足のものもあった。また、同封された説明書は、手書き文書のコピーで、「若者が多用する文字、文体」と報道されている。

 小渕首相は今回の事件について「似たような事件が続いている。そういう風潮があるとしたら止めなきゃいけない」と述べ、毒物を使った犯罪が続いていることに懸念を示している。

98.8.28

 偽やせ薬が郵送された宛名の中に、マンション名など、名簿に書かれている以上の詳しい住所が書かれているものがあった。港中学の事情に詳しい内部の者の犯行か.....。

9.1

中3女子が犯行を認める供述、書類送検へ

 警察の任意の事情聴取にたいして、被害者が出ていた港中学3年生の女子生徒が犯行を認めた。女子生徒は、「新聞やテレビで(毒物をめぐって)大騒ぎしており、自分もいたずらしてみようと思った」と話している。犯行は1人で行った模様。警察では、動機などをさらに詳しく調べている。捜査本部では、女子生徒の年齢を考慮して、逮捕せずに書類送検する。

9.8

以後、つづく

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