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マザー・テレサ、愛と献身の生涯

1910年 マケドニア(旧ユーゴスラビア)のアルバニア人家庭に生まれる。

18才でインドにわたり、カトリックの修道女になる。

女子高の歴史、地理の教員、その後校長。

1948年(37才)、派遣伝道師としての身分の除籍をローマ法王に申請。
    (修道院の外に住んで、スラムで働く許可)

(「お嬢様育ちのあなたがスラムに行くなんて無茶よ」と言われながら、)

「地上最悪の貧民窟」カルカッタのスラム街に住み、青空教室を開設。

(薬を買って粗末なサリーをまとい貧民街に立ったとき、所持金わずか5ルピー。)

「富の中から分かち合うのではなく、ないものを分かち合うのです。」

1950年、インドに帰化。「神の愛宣教者会」設立

1952年、路上で死にそうになっている人を連れてきて、最期をみとるための施設「死を待つ人々の家」を開設。

(地元住民の強い反対と施設撤去を求める誓願。何しろ、ヒンズー教徒の国ですから、キリスト教のシスターは良く思われません。また、どうせ死ぬ人のためにそんなに苦労してもあまり意味がないのではないかという批判もあったそうです。でも、マザーは、最期の一瞬だけでも人間らしく扱われることの大切さを知っていました。)

ある日、コレラで死にそうなヒンズー教徒の僧を引き取り、死をみとったことをきっかけに、住民の彼女を見る目が変わる。

恵まれない人々にとって必要なのは多くの場合、金や物ではない。世の中で誰かに必要とされているという意識なのです。見捨てられて死を待つだけの人々に対し、自分のことを気にかけてくれた人間もいたと実感させることこそが、愛を教えることなのです。」

1979年、ノーベル平和賞受賞

わたしは受賞に値しないが、世界の最も貧しい人々に代わって賞を受けました。

(ノーベル平和賞と言っても、政治家や活動家が受賞する際には、委員会の中でも意見が分かれることが多いそうですが、マザーの受賞の時には、満場一致だったそうです。彼女は、賞金の全額を寄付しました。また、受賞後に問題が生じることもあるようですが、マザー死去の報を聞き、委員長は、
マザー・テレサの平和賞受賞はわれわれが大きな喜びと満足感を持って振り返ることのできる受賞だった」と語っています。

受賞後も、朝4時に起床、シスター達と一緒に、路上生活者やごみ捨て場に捨てられた幼児を施設に連れてくるといった生活をほとんど変えずに行い続けた。
1997.9.5(日本時間9.6)死去

9.13、インドで国葬が行われることに決定。

国家元首でも首相でもないのに、異例の国葬です。マザーがどれほどインドの人々に愛されていたかが、わかります。



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