心理学総合案内「こころの散歩道」/心のニュースセンター/ソルトレークオリンピック/堀井学
堀井学選手。清水選手の先輩格にあたるベテラン選手。トップを走ってきた。
しかし、長野オリンピックの前に登場した新型スケート靴「スラップスケート」。繊細な精神を持ち、理論家でもある堀井選手は、この対応を考えすぎて、長野では結果を出せなかったという。
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堀井選手は、ソルトレークの前に語っていた。
自分のスケート人生は、あの長野まで、ずっと勝ちつづけてきた。オセロの白い駒が続いていたようなものだ。それが、長野の、あのたった一回の負けで、今までの白も全て黒に変わってしまった。
それをソルトレークでもう一度ひっくり返したい。ソルトレークの白で、今までの黒をもう一度白に変えたい。
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長野の後、引退も考えたという。しかし、彼は挑戦しつづける。
「スケートを始めてから今が一番、面白い」
「今は、また立ち上がってやる、という気持ち」
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しかし、500では結果が出せなかった。
それでも、彼は語る。
「まだ最後じゃない。今は何度失敗しても立ち上がれる」
まだ、1000メートルのレースがある。結果を期待したい。しかし、結果はどうであれ、彼には自分の人生を白にできる力があると、信じたい。
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