心理学総合案内「こころの散歩道」/心のニュースセンター/ソルトレークオリンピック/岡崎朋美
惜しくも2大会連続のメダルは逃したものの、見事な日本新記録で6位入賞。
しかし、2年前に椎間板(ついかんばん)ヘルニアの手術を行っていた。
スポーツ選手にとって体にメスを入れるのは、不安がるはずだ。手術、そして復帰。岡崎選手はこの困難を乗り越えた。
自分のための手術だったのに
有名人の病気や怪我は、同様の苦しみを持つ人々の注目を集める。岡崎選手にも、多くの同じ病気で苦しむ人々から手紙が寄せられた。
「再び世界で戦うことが出来たのですね」
「迷っていた僕も手術を決断できました。ありがとう」
岡崎は言う。
「自分のための手術だったのに、元気になった姿が別の人を励ました。人と人の触れ合いって分からないものですね。それが『社会の輪』っていうのかな。大切にしたいですね」
勇気と希望
有名人になってしまえば、その言動は、もう自分ひとりだけのものではない。
映画「バックトゥーザヒューチャー」などで有名なマイケルJフォックスは、パーキンソン病で苦しんできた。しかし、彼は負けない。
仕事をし、病気と闘い、患者のための運動も開始し、パーキンソン病の研究などを行うマイケル・J・フォックス財団の創設している。
映画「スーパーマン」のクリストファー・リーブスは、落馬事故による脊髄損傷(首のけが)のために、首から下の自由を失う。しかし、彼は負けない。
車椅子の上から、弱い立場の人々への福祉を、身体障害者を代表して語りつづける。また、様々なチャリティーに協力し、治療研究のための資金集めにも一役買っている。
二人とも、スクリーンの上で、ハリウッドの大スターとして私たちを楽しませてくれただけではなく、現実の生活を通しても、私たちに勇気と希望を与えてくれている。
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岡崎選手も、オリンピック選手としてだけの岡崎ではない。彼女は語る。
「五輪で終わるのじゃなく、五輪の後も大きく膨らむようにとの願いを込め「大きな希望」を人生のテーマに掲げたい。」
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