心理学総合案内「こころの散歩道」心のニュースセンターソルトレークオリンピック/感想2.12、失敗


心理学者としての今日の感想(2.12まで、その2)
失敗したときこそ
スピードスケート500メートル、ウォザースプーンまさかの店頭


2002.2.12

スピードスケート500メートル
金メダル有力候補ウォザースプーン、まさかの転倒
失敗したときこそ

 スタートから、たった5歩だった。考えらられないようなまさかの転倒。金メダルの夢は消えた。
 日本の清水選手と並び、金メダルの最有力候補の一人だった。こんな超一流の選手が、こんな失敗をしてしまうなんて。

 転んだ瞬間、観客も他の選手も、あ然としてしまった。
 
 レースを途中棄権し、ゴールをしないままリンクを去るウォザースプーン選手。悔しさをがにじみ出る。ショックを受けているのはありありとわかる。大舞台での、大失敗。
 しかし、彼は語る。
 「明日はレースに戻ってきます。新記録も狙います」
 私たちはすばらしい技術に感動し、金メダルに歓声を上げる。しかし、失敗した選手から、失敗し、それでもなおあきらめない選手からも、私たちは多くを学ぶ、感動をもらうことができる。
☆当サイト内の関連ページ
失敗とやる気(達成動機・目標を目指すやる気)

失敗、ミスの心理(日航機ニアミス事故)
もうだめだ!(失敗、絶望からの癒し)
***

清水選手

 清水選手もショックを受けたという。ウォザースプーン選手が脱落したことで、メダルへ一歩近づいたわけだが、彼はうれしそうには見えなかった。

 芝居ではないだろう。同じ選手同士、辛さ、悔しさもわかるのだろうし、最高の舞台で、最高のライバルと競い合いたいとも思うのだろう。
 清水選手は、一日目2位の成績。彼は言う。

「明日も、攻めの姿勢でいきます」


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