親からの体罰の事例。
心理学 総合案内 こころの散歩道 (心理学講座)(碓井真史)/体罰告白

体罰に苦しんできて人の告白

2013.28
「こころの散歩道」全体のwhat's new



ウェブマスター碓井真史監修 2011年10月
2011.10新刊 『史上最強図解 よくわかる人間関係の心理学

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孤独:誰も助けてくれなかった

大人になってようやく気づいた

自分が親になるまで、本当に間抜けだが、自分の辛さに目を伏せてきた。と言うよりも疑問の余地無く「貴女がおかしい」と言われ続けてきた。
貴女さえ居なければ・・・貴女を殺して・・・と親に言われていた自分・・・子供を育てるようになって初めて苦しみ、悲しみ、怒り・・・様々な縛りに拘束され続けて来た自分を知りました。

繰り返された体罰

愛しているからこうするんだ・・・と叩かれ罵倒され、部屋中に抜け落ちた自分の髪を泣きながら拾い集めた子供の自分。親は自分を愛しているからこうなるんだと信じていた。こうなるのは自分が悪いからだと信じていた。
そこには両親の育ち、宗教の教え、躾と称した体罰、エスカレートする親の感情の表れ。それでも親は自分がこうなるのは貴女がおかしいからと言っていた。貴女がおかしいと私までおかしいと言われる。。。
何の為にあの様な事態が家の中で繰り広げられていたのか、その時も今も良く分からない。誰も止めに入ってくれない、助けてはくれない、空間と長い時間の中。今でもどうにもならない悲しみと怒りの入り混じった孤独感に襲われる・・・苦しい。

体罰から回復の道

10年以上経って・・・・最近はこの苦しみと出来るだけ静かに共存して行くしかないと分かり始めた。もがくのはやめよう。苦しいを感じ辛いを感じ、静かに受け入れよう。
自分を縛っている自分存在悪の強い気持ちを静めていくためには、今は人と関わることを極力避ける。それが一番と分かり始めた。
人に親切に笑顔で接して、でも距離を離して付き合う、これが一番だと分かり始めた。人一倍人恋しい自分だけれど。これも人への依存心から来るものなのか区別が付かない。
人からは理解されない子供時代。親を信じきれなくなってしまった自分。自分も信じられなくなっていた。でも親を憎みきれない。
その二律背反した自分の心のコントロールを崩さないように生活するためには残念だけれど、人と関わることが混乱をより混乱させてしまう・・・・そんな道、子供に歩ませたくない。絶対に。無駄なエネルギーの浪費。絶対に。
(2004.11.27、ハンドルネーム里美さんの投稿から)
 

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あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ
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