こころの散歩道(心理学総合案内)/犯罪心理学/安室奈美枝母親殺害事件/投稿
Yahoo! JAPANの安室奈美枝さんに関する掲示板を読み、いくつかの投稿に応える形で、今日(3.21)下記のように投稿しました。(すいません、一部前のページの内容と重なる部分があります)
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私自身も含めて、私たちの心には、のぞき見趣味的なものがあり、「人の不幸は蜜の味」と感じられるときもあるでしょう。知りたいと感じることは、自然なことです。けれども、私たちは「冷たい関心」だけではなく、「温かな関心」を持つこともできると思うのです。
(マスコミの報道姿勢にも温かな態度を期待します)
たしかに、他人の出来事であり、我が事のように感じられる人は、少ないかもしれません。しかし、私たちが人間関係の中で普通に感じることができる程度の「共感」を示すことはできると思うのです。
今回の出来事でまず第一に考えなくてはならないことは、もちろん、被害者と安室奈美恵さんらご遺族のことでしょう。そしてさらに、これだけ注目のニュースですから、私たちの社会全体に与える影響も大きいと思うのです。
被害者のご家族も含めて、私たちは犯罪被害者にどのように接していくべきなのかを考えたいと思います。
今回、とても残念な事件が起こってしまったわけですが、その犠牲を無駄にしないためにも、安室さんご家族を守り、さらに今後の被害者保護にもつながることを願っています。
私たちがこうして発言していくことが、週刊誌やワイドショーを変えていくことになると思います。マスコミ被害を受けた個人だけが発言しても、世の中は変わらないでしょう。
テレビは、視聴率が第一ですが、それでは裸の女性を100人出すかといえば、そんなことはしません。視聴率が取れても、スポンサーが自社のイメージダウンを恐れるからです(実際にその理由で放送打ち切りになったお色気番組があったようです)。
週刊誌もワイドショーも、大切なメディアだと思います。私も見ます。軽い話題も好きです。でも、やり過ぎだと感じたときには、発言していきましょうよ。