心理学総合案内・こころの散歩道/犯罪心理学/少年犯罪/大分一家6人殺傷事件/興奮と
これまでの犯罪でも、覗きがばれて、とっさに人を殺してしまったという事件はあります。しかし、今回の事件は、もっと計画的です。
少年は、隣家の庭先まで行き、一家が寝静まるまで犯行のチャンスをじっと待っています。白い手袋をはめ、ハンマーで風呂場のガラスを割り、侵入しています。
三人の犠牲者はほぼ即死でした。これは、「落ち着いて急所を狙ったのではないか」と推測されています。
しかし、その後は家を燃やそうとしますが、失敗します。自宅には、凶器や血のついた衣服など、証拠品がたくさん残されていました。
*
たしかに計画的な犯行です。こんな計画的に凶悪事件を起こしたのだから、大人と同様に罰するべきだという意見もあるでしょう。しかし同時に、犯行後の処置は、とても幼稚です。
大人なら、もっと上手にごまかそうとするでしょう。少年犯罪は、ある部分では冷静で計画的でも、逃亡計画など、ある部分では幼稚なほどずさんであることが少なくないのです。
→次のページ:なぜ、こんな凶悪事件を心理学入門| 社会心理学(対人心理学)| 心の癒し(いやし)・臨床心理学| やる気の心理学| マインドコントロール| ニュースの心理学的解説| 自殺と自殺予防の心理学| 犯罪心理学・ 少年犯罪の心理学(非行の心理)| 宗教と科学(心理学)| プロフィール・ 講演| 心療内科| リンク| 今日の心理学(エッセイ) | 掲示板
アクセス数(97.6.5から)