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健全な肉体に健全な精神が宿る

(宿りますように)


2002.2.10

健全な肉体に健全な精神が宿る。

 でも、一流のスポーツマンが悪いことすることもあるし、身体的に病気の人や、障害のある人だってすばらしい精神を持っている人もいるし、すると、この有名な言葉は間違いなのだろうか。

祈り

「健全な肉体に健全な精神が宿る」この言葉は、本来は「祈り」の言葉なのです。「健全な肉体に健全な精神が宿りますように。」
古代ギリシャ詩人ユベナリスが言ったとされています。
祈るということは、現実はなかなかそうならない、難しいということでしょうか。健全な体を持ち、同時に健全な精神を持つ。

健康

最初は祈りの言葉だったものが、次第に「健全な肉体に健全な精神が宿る」という事実を表す言葉になっていったようです。
ただこれも、差別的な言葉というよりも、幸せ、健康について語った言葉のようです。
幸せで健康な状態とは、健全な体と健全な心をもっていることだと。
これは、現在のWHOの健康の定義にも通ずるものです。
健康とは、
「完全な肉体的、精神的及び社会的福祉(social well-being )の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」
(なお、数年前に次のような改定案も考えらました。健康とは、「完全な肉体的(physical)、精神的(mental)、Spiritual(霊的?)及び社会的(social)福祉のDynamicな状態であり、単に疾病又は病弱が存在しないことではない。」)

健康、幸せ

 上の定義に従えば、世界一の肉体を持っていても不健康な人はいるでしょう。そしてまた、重い病気や障害をもっていても、いきいきとすばらしく生活している人もいることでしょう。
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スポーツマンシップ、アマチュアリズム

 プロの場合は、何よりも勝敗が優先することもあるでしょう。しかし、本来のオリンピックは、まさに健全な肉体と健全な精神を目指すべきものでしょう。
今回も、そんなすばらしいスポーツを見ることができますように。

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