7.13.カレー事件第34回公判
ヒ素は相手に飲ませやすいことから「賢者の毒」と呼ばれてきました。ところが体内のヒ素を検出する方法が確立して以来、「愚者の毒」と呼ばれています。今回の裁判では、最新の装置が使われ、カレーのヒ素と容疑者宅の毒が同一のものであるとされました。犯罪者にとって賢い殺害方法などはどんどん減っていくのです。(7.13)
グリコ森永事件、2000.2.13で時効2000.2.4,10
99.5.13 毒カレー事件裁判開始:報道の様子を見て
5.13、裁判が始まりました。しばらく静かだったマスコミも、今日はまた和歌山に集合です。
裁判は傍聴はできますが、放送はできません。TBSではCGを使って、バーチャル法廷を作っていました。とてもわかりやすいですね。将来、技術がさらに進歩すると、実写と結局変わらないものができそうです。
被害者のみなさんが、今も苦しんでいることが報道されていました。世間は簡単に忘れても、被害者は忘れることはできません。
ある局の番組では、ずいぶん夜遅くでしたが、カレー鍋が置かれた民家の真ん前から放送を流していました。近所迷惑だと思います。
NHKでは、注目される裁判だ、試金石となると、解説していました。私もそう思います。
迅速な裁判を望みますが、でも、今までいくつもの毒物事件であったような冤罪の疑いが持たれるようなことには、なって欲しくないと思います。
*別の事件ですが、新潟のアジ化ナトリウム事件の裁判も始まりました。地元紙では、大きく報道されています。こちらは、和歌山とは違い殺人や殺人未遂ではなく、傷害です。
けれども、その社会的影響が大きかったために、それが判決にどう表されるかが注目されるそうです。
ところで、悪いのはもちろん犯人ですけれども、その社会的影響を大きくしてしてしまったのは、結果的にはマスコミだと思うのですが、その責任は何も考えなくて良いのでしょうか。
今日はここまで。また、すぐに更新します。
更新しました トピックス・凶悪犯・社会的弱者5.15
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