心理学総合案内「こころの散歩道」(心理学総合案内)/「心療内科医・涼子」から学ぶ心理学」/用語
9回と10回を加筆 1.29
ここでは、簡単な解説を行います。もっと詳しい解説については、「こころの散歩道」の他のページで行っていく予定です。
| 第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | 第5回 |
| 第6回 | 第7回 | 第8回 | 第9回 | 第10回 |
簡単に言えば、ストレスで身体の具合が悪くなったときに治してくれるところです。また、身体の症状がある神経症(ノイローゼ)やうつ病も診てくれるようです。そのほか、ストレスがもとになる様々な「現代病」を扱います。日本テレビのHPによれば、“現代病の駆け込み寺”だそうです。
心療内科は、今から30年ほど前からありますが、「標榜科」として認められたのは、去年96年の9月からです。ですから、それまでは公立病院なでは、正式な看板は出せませんでした。現在、徐々に「心療内科」の看板を出す病院が増えているようです。
心療内科について、もう少し詳しく説明すると、下記のようになります。
心療内科は、主に「心身症」の治療を行うところです。心身症とは、身体の症状があっても、それが心の問題が原因で、発病したり、直りにくくなっている病気です。心療内科では、「心身医学」の実践を目指しています。心身医学とは、身体の問題と同時に、それに影響を与えている心理、社会的問題についても考えようとしています。「病気」だけではなく、「病人」を総合的に見ていこうとしてます。
・心身症
胃潰瘍・過敏性腸症候群(下痢)・喘息・高血圧・拒食症・過食症・糖尿病・自立神経失調症・円形脱毛症・腰痛・神経性インポテンス・月経不順・更年期障害・眼精疲労・口内炎など(これらの病気が全て心身症と言うわけではありません。)
・心身医学的アプローチが必要な心身症の周辺領域
軽症うつ病・身体症状のある神経症や、境界例等の人格障害・問題行動や習癖(不登校・家庭内暴力・抜毛癖など)
・治療法
身体の治療・向精神薬物療法・カウンセリング、自立訓練法・交流分析・行動療法・精神分析・箱庭療法・家族療法など。
(これらの用語の説明は、ニーズと、機会と、そして余裕があれば、「こころの散歩道」の別のページで展開していきたいと思います。)日本テレビの心療内科ミニ解説もご覧下さい。
参考文献:「心療内科入門」金子書房 4-7608-2559-2
当サイト内の関連ページ
うつ病をはじめ心の病を持つ人との接し方
このホームページの中のここをご覧下さい。(こころの散歩道/心のニュースセンター/「ダイアナの心理」/ 過食・拒食・食行動異常)
クライエントとは「助言を求めて専門家のところへやってくる人」です。カウンセリングやケースワークは、弱くてだらしない心の病人を治療してやる場ではなく、クライエントが自ら主体的に問題解決を目指して、ワーカーやカウンセラーを活用する場です。
(弁護士や広告会社のお客さんもクライエント(クライアント)と呼びますね。)
家と木と人の絵を描いてもらって、その絵から心の状態を見ようとする心理テストです。いろいろな絵を描いてもらう「描画法」の一つです。その絵の中に、心が映し出されると考えられる「投影法」の一つでもあります。
砂の入った箱の中で、人形や動物、建物、乗り物などのおもちゃを自由に使って、箱庭のようなものを作ってもらいます。そこに心の状態が投影されるので、投影法の心理テストとしても使えますし、箱庭を作り、自分の感情を表現することが治療にもつながります。
クライエント(患者)が親などに持っている憎しみや愛情の感情を、カウンセラー(治療者)に向けてしまうことを「転移」といいます。逆にカウンセラーがクライエントに感情を転移させてしまうことを「逆転移」と言います。
アルコール依存症の夫とそれを支える妻、といったパターンが典型的です。夫は、アルコールを続けることで、妻を離さないようにし、妻は、夫の世話をやくことで生きがいを感じています。本当は、互いに自律した人間同士が助け合うことが望ましいのですが、頼り、迷惑をかけることによって、また頼られ、迷惑をかけられることによって、生きているわけです。病的な共生関係とも言います。
共依存とは、「他人に頼られていないと不安になる人と、人に頼ることで、その人をコントロールしようとする人との間に成立するような依存・被依存の関係」であり、「憎みながら離れられないとか、軽蔑しながら、いないと寂しい、といった凄惨な愛憎激が展開されます。」(「家族依存症」誠信書房)
さらに関心のある方は、アダルトチルドレンに関する本やHPをご覧下さい。もっと専門的な情報がほしい方は、「アダルトチルドレンと共依存」(誠信書房)がおすすめです。
実際に以上に自分を大きく見せたい、目立ちたいと感じて、ホラやうその自慢話を行います。病的になってくると、自分でも、ウソか本当かよくわからないこともあります。じぶんでも半分信じているのですから、はじめて聞いた人はまさに本当だと思ってしまいます。(小さな幼児が実際の体験のように自分の空想を話すのは、虚言癖ではありません。)
自殺しようと、手首を切ることです。これを繰り返し、繰り返し、行う人もいます。
また、一般的な「自殺」の手段として行うほかに、「自傷行為」(自分の頭を打ちつけたり、髪の毛を抜いたりする行為)の一つである場合もあります。この場合、自殺の意思はありません。
また、周囲の目を引くために行うこともあります。このような場合は、本当に死ぬ気はないのですが、何かの拍子に深く切ってしまうこともあるので、注意は必要です。
自殺については、このホームページのここをご覧下さい。(こころの散歩道/心のニュースセンター/自殺の心理学(可愛かずみさんの自殺から))
第一回目の面接のことです。単に事務的な面接ではなく、これからの面接のための重要な土台づくりのための面接です。
日本では、一般的に、「思春期の子供が親に向かって持続的に振るまうかなり激しい暴力」のことですが、 欧米では、夫の妻への暴力や幼児虐待、老人虐待などの暴力の方が問題になっています。
家庭内暴力のタイプ
・精神病(統合失調症(精神分裂病))、境界例性格障害などの精神障害によるもの
・非行児の乱暴な行為が家庭内にも現れたもの
・不登校児の経過としての家庭内暴力
・発達障害としての家庭内暴力、親からの「巣立ちの病」「挫折症候群」両親
・不正欠如、影の薄い父親
・過干渉、過保護や母親、教育熱心な期待過剰の母親、または、夫との生活に幻滅するなど「不安の強い母親」
「人格障害」という、心の病の中の性格の病の一種。人格障害の中でも重いもので、扱いが難しい障害です。境界例人格障害者の特徴としては、次のようなものがあります。
衝動的な自己破壊行動、不安定で強烈な人間関係、不適切で激しい怒り、自己同一性の障害、感情の不安定性、慢性的な退屈感、みんなに見捨てられるのではないかという強い不安などです。また、いろいろな方法を使って周囲の人間を操ろうとするので、周りの人間が振り回されてしまいます。
ドラマの中では、家庭内暴力を起こした少女が境界例ではなくて、比較的短期間に改善されて良かった、というふうに話題に出てきます。
依存症とは、一般的には、アルコール依存症(いわゆるアル中)や麻薬などの薬物依存症のことです。
依存には、「身体依存」(禁断症状などがでて身体がくるしい)と、「精神依存」(酒を飲まないと不安で我慢できないなど)があります。
もっと広い意味で使えば、ドラマに出てきたような買い物依存やギャンブル依存などもあるでしょう。ただし精神的な依存だけで身体依存はありません。依存症の発病と回復
アルコール依存症を例にして、考えます。AAという断酒のグループの資料をもとにしました。
・酒を飲む機会ができる ・いつも飲む ・量が増える ・酒に強くなる ・酔ったときの記憶がなくなる ・酒を飲むことの罪悪感 ・飲まずに入られない切迫感(精神依存) ・約束が守れなくなる ・他のことに興味がなくなり、様々なトラブルを起こす ・体をこわす ・手のふるえなどの禁断症状(身体依存) ・家族や友人が去る ・酒浸りの生活 ・平気で悪いことでもするようになる
さて、この人生のどん底から、立ち直れるとしたら、
・アルコール依存症は病気であると認める ・本気で助けを求める ・医師や仲間との出会い ・正しい考え方が始まる ・新たな希望が生まれる ・からだが健康になってくる ・新しい関心事ができる ・家族や友人に努力を認められる ・理想がよみがえる ・感情のコントロールができるようになる ・助け合いと努力を続ける(ただし、忘れるとふりだしへ戻る) ・以前よりレベルの高い生き方への道が開ける
ドラマのような買い物依存症は、身体依存はありませんが、基本的には同じような流れになると思います。
教育は先生にしてもらうもの、病気の治療は医師にしてもらうもの、という考え方に対して、自助努力をする集まりです。人に自分の行動や感情をコントロールされたり、コントロールしてもらうのではなく、自分自身でコントロールできることを目指します。
ドラマに出てきた会がどのようなものかはわからないのですが、カウンセラーとクライエントが一対一で行う個別カウンセリングに対して、集団で行うグループカウンセリングがあります。
また、同じ病気で悩む患者の集まり、患者会もあります。また、自分と同じ悩みを抱えた他人を援助することによって自分の回復をはかろうとする、セルフヘルプグループもあります。このグループには、治療者や指導者と呼ばれる人はいません。前述したAAもそのひとつです。
ドラマで取り上げられた醜貌恐怖(醜形恐怖症)は、神経症(ノイローゼ)の中の恐怖症の一種です。
神経症(ノイローゼ)
ノイローゼとも言います。心の病の一つです。生まれながらの遺伝的な素質にその後の環境が加わって神経症になりやすい性格、準備状態ができます。そこに何か心理的なきっかけが起こったとき、発病します。また、神経症は、精神病の軽いものではなく、神経症(ノイローゼ)と精神病とは別の病気です。
誰もが神経症になる可能性はあります。また、とても広い意味で、「神経症的な人々」といえば、私たちの三分の一はそうかもしれません。さまざまな恐怖症
恐怖症の中にも様々なものがあります。涼子は、暗闇恐怖症でしたね。醜形(醜貌)恐怖は、対人恐怖症の一つといえるでしょう。他の対人恐怖症としては、赤面恐怖、視線恐怖、ふるえ恐怖、自己臭恐怖等があります。
心が原因という意味です。たとえば、歩けないといっても、足の筋肉や骨、足に命令を送る脳の問題など、身体に原因のある場合があります。一方、身体には何の問題もなく、心に問題があって歩けないという、心因性である場合もあります。
第1回の用語解説をご覧下さい。
かわいい息子の嫁をどうしていじめたりするの?
深層心理学的には、嫁姑の争いは、一人の男をめぐる二人の女の争いなのです。(あるいは、一つの家をめぐる二人の女の争いという面もあるかもしれません。ところで、欧米では、嫁姑の争いよりも、夫(婿)と、妻の父親の争いの方が目立つようです。)
環境からの刺激によって生じた、悩みや緊張や疲労の状態を「ストレス」と言います。このストレスを生んだ刺激を「ストレス源」または「ストレッサー」と言います。ただ一般的には、ストレッサーのこともストレスと呼ぶことがあります。
様々なストレッサー(ストレス源)
暑さ、寒さ、空腹、客の訪問など、何かの対応をしなければならないことは、全てストレッサーになる可能性があります。しかし、実際にストレッサーとなるのは、その対応が難しいと感じる者です。
1)物理的・生物的・化学的ストレッサー
騒音、振動、温度、湿度、天候、花粉、悪臭などなど。
2)社会的ストレッサー
社会的な役割(男・女らしさ、管理職、親など)、人間関係、社会秩序の乱れなどなど。
3)心理的ストレッサー
不安、恐れ、怒り、焦り、憎しみ、劣等感などなど。
4)身体的ストレス
生理的欲求、発熱、疲労感、痛みなどなど。
善玉ストレス、悪玉ストレスの全てのストレッサーが悪いわけではありません。たとえば、締め切り前になると心身の状態が良くなり、能率が上がることもあります。本番前の緊張感がたまらなく良いという人もいます。私たちには、適度な刺激が必要です。
一方、結婚や昇進は、基本的には良いことですが、新しい人間関係や責任が疲労や自信喪失などのストレスを生むこともあります。
ストレス対処行動(ストレス発散)ストレスがたまったときには、それを自覚して、ストレスを発散する必要があります。これをストレス対処行動と言います。
「必要な資料を調べる」「人に手伝ってもらう」「手術をして治療する」など、直接的に問題を解決しようとする場合もあります。
また、以下のように、情緒的な問題を解決しようとする場合もあります。「カラオケに行く」「旅に出る」「人に悩みを聞いてもらう」「スポーツをする」「おいしいものを食べる」「考え方を変える」「夕日に向かって叫ぶ!?」等です。適度にストレスを発散する必要があります。
ストレスを解消しようとして、無茶な酒の飲み方をしたり、ギャンブルや無用な買い物に大金を使うなどのやり方は、一時的にすっきりしますが、その後で、身体的、経済的、心理的に、かえってストレスがたまってしまうこともあります。
ストレスに関するその他の問題・「がんばりやさん」や「イイ子」は、ストレスがたまりやすいことがあります。
・家族の死や失業、大地震など、大きな出来事の直後は、それでも何とかがんばれるのですが、しばらくした後で、がくっと心身の状態が悪くなることがあります。周囲の援助と理解が必要です。
・普段から、周囲に自分を支えてくれる人達が大勢いると感じている人達は、ストレスに強くなります。
子供時代に、問題のある親と満足できない家族(機能不全家族)の中で、心に傷を負い、その傷を持ったまま大人になった人々。
アルコール依存症の親、暴力を振るう親、仕事中毒で家族にかまわない親、冷たくて厳しすぎる親、言葉の虐待や無視という虐待をする親、夫婦仲が悪すぎる親、過干渉で子供に期待しすぎる親など。子供達は、その家庭にいても、心が安まることはありませんでした。アダルトチルドレンの特徴
確信が持てない・やり遂げることができない・本当のことを言った方が楽なときでもウソをつく・楽しめない・真面目すぎる・完璧主義・自罰的・高慢・他人に認められることを強く求める・自分を押し殺した「良い子」・怒りと攻撃性 など
全てのアダルトチルドレンが、全ての特徴を持っているわけではありません。
アダルトチルドレンの有名人
アメリカのクリントン大統領は、自分がアダルトチルドレンだという自覚を持っています。彼の母は数回の離婚と結婚を繰り返し、酒乱の配偶者もいました。
ヒットラーは、親から虐待されて育ったアダルトチルドレンだと言う人もいます。
☆アダルトチルドレンの問題の解決→インナーチャイルド、今のあなたの力で癒す
家族全体を治療対象にする療法。たとえば、子供に心の問題が生じたときに、子供だけの心の病とは考えません。母親が悪いとか、母子関係が悪いともあまり考ません。
不登校でも、家庭内暴力でも、一般的にその家庭の中では、まず当事者である子供が責められます。次に犯人探しが始まります。たとえば、母親の育て方が悪いとか、父親が家庭を省みないのが悪いと言って、他の家族が責めたり、自分で自分を責めることもあります。しかし、その段階では問題は解決しません。「この問題は、家族全体の問題だ」と、家族みんなが思い始めたとき、問題は解決へ向かいます。
家族療法では、家族全体を一つのシステムと見て、病んでいる家族を健康な家族にしようとします。
基本的な解説は、第3回放送の用語解説の「境界例」をご覧下さい。また、本編の解説でも、いろいろ書きました。
以前、ほんの少し関わった境界例の人の親は、子供に居場所を教えず、雲隠れしていました。こういうことは、珍しい話ではないようです。
また、以前マスコミ報道で読んだ記事で、親の財産を勝手に処分しようとする息子を、親が法的に訴えた例がありましたが、これもおそらく境界例でしょう。
身体的痛みを取り除くことは、患者と家族の「人間的な生活の質(QOL)」を維持するためにとても大切です。日本でも、近年になって症状と痛みを和らげるペインコントロールに力をいれ始めています
ところで、身体的な痛みも、実は不安、恐怖、性格、注意の分散、痛みの意味、文化など、心理的なものに影響を受けることがわかってきています。
たとえば、蚊に刺されることに注意していると、目で見ていなくても蚊に刺されたことがすぐにわかりますが、おしゃべりに夢中になっているときには、ぜんぜんわかりません。注射を恐がり、注射される部分に注意を集中していると、リラックスしているときよりも、ずっと痛みを感じます。
モルヒネ(強い痛み止め)だと言われて、ただの小麦粉(偽薬、プラシーボ)を飲んでも、約3割の患者さんは、痛みが軽くなりました。薬を飲んだと思うことによって、安心するからです。一方、激しいストレスや強い不安は、痛みを増すことになります。
治療の見込みが立たず、死期の到来を待つ終末期(ターミナルステージ)の患者さんに対するケア(お世話、看護、介護など)をターミナルケアと言います。それは、ただ病気(疾患)を治すだけではなく、「癒しの業」という医療の原点に返ることかもしれません。最期の瞬間まで、人間として、よりよく生きていくことを目指します。上に書いた痛みのコントロールも大切です。
死を前にして、患者や家族の様々な問題が出てくることがあります。問題がこじれたまま、死を迎えるとしたら、不安と恐れの中で、死んでいくことになるでしょう。問題が解決し、心が癒されることが必要です。
死を前にしている人こそ、人との豊かなコミュニケーションを求めています。しかし実際は、死期が近づくとコミュニケーションが減ってしまいます。「死」を話題にすることなど、とてもできなくなってしまいます。だからこそ、注意して、努力して、コミュニケーションを保って行かなくてはなりません。話ができないならば、手を握ることでもよいのです(非言語的コミュニケーション)。
首の筋肉の不随意運動(自分で動かそうとしないのに動いてしまう)により、首が異常に動いたり傾いたりします。心理的原因によるものと、脳の機能障害による場合があります。不安や緊張によって症状が増し、その症状のために焦燥感を感じたり、うつ状態になったりすることもあります。薬物療法と心理療法による治療が行われます。自分の感情を言葉にして表現してみることで、症状が改善されることもあります。
身体的虐待、性的虐待、保護や世話をしないという虐待、心理的虐待があります。もともと乱暴でいいかげんな親が、子供にも乱暴することもありますが、社会的にはりっぱな親が子供を虐待することもあります。子供全てを虐待することもありますが、兄弟の中の一人だけを虐待することもあります。これらは、複雑な心の問題が原因です。
育児ノイローゼのために、子供を虐待することもあります。自分自身が親から虐待されてきたために、自分だけはそんな親になってはいけないと自分を締め付けすぎたために、かえって子供を虐待する親になってしまうこともあります。その子の妊娠、出産時に、夫婦関係が悪くなり、その子だけを虐待するような場合もあります。
いろいろなケースがあります。いずれにせよ、まず、子供を救い出すことが先決です。そして心理学を学ぶものとしては、その親の心が癒されることも願っています。
事例集などを見ると、今時信じられないようなひどい仕打ちをしている例を見ることができます。そして親の心も病んでいるのです。法的に考えれば、もちろん親が一方的な加害者ですが、心理学的には、加害者もまた被害者である側面を持っています。
心理学的な事例集でもありませんし、すべてが児童虐待と言えるわけではありませんが、本を読んで、かなりのインパクトを受けました。このリンク先のページでは、その内容をすべて公開しています。
TEL 03-5374-2990
脳の病気や、運動、発熱などの身体的原因でも起こりますが、多くは、不安や恐怖などの心理的原因によって起こります。呼吸をしすぎることによって、酸素をとりすぎ、ひどくなると、手足がしびれ、気を失うこともあります。発作を起こしたときには、紙袋などを口に当て、酸素のとりすぎを防ぎます。薬物療法と心理用法を使って治療します。
心療内科医・涼子 NO.10(最終回) 子供を投げる母 へ戻る
当サイト内の関連ページ
心の病入門:神経症(ノイローゼ)と精神病の違い
心理学入門|
社会心理学(対人心理学)|
心の癒し(いやし)・臨床心理学|
やる気の心理学|
マインドコントロール|
ニュースの心理学的解説|
自殺と自殺予防の心理学|
犯罪心理学・
少年犯罪の心理学(非行の心理)|
宗教と科学(心理学)|
プロフィール・
講演|
心療内科|
リンク|
今日の心理学(エッセイ) |掲示板|