被災者の声:心理学 総合案内 こころの散歩道 (心理学講座/災害心理学/東日本大震災・東北地方太平洋沖地震の災害心理学・癒しと臨床心理学入門/福島県被災者の声/(新潟青陵大学・碓井真史)
2011.5.11
Yahooニュース個人「碓井真史の心理学でお散歩」 「ふくしまと共に歩むために」2013.3.8
私の東日本大震災:亡くした友と避難所ボランティア体験を書いてくれた女子学生の友人たちの声です。
いずれ帰れるようになっても、避難が長期化すれば、いつまでも避難所にはいられないし、人の重荷にもなりたくはない。そのために、慣れ親しんだ故郷を置いて、別の地域・他県に被災者が生計を立てるために移住せざるを得ない状況になると思う。
だから「復興」はできない。復興は他の被災地のための言葉。原発周辺の地域には「復興頑張れ」は禁句すぎる。
色んな方々に支援いただき感謝しています。しかし、残念ながら、原発から遠い地域ほど放射能に対する恐怖と無知が被災者に対しての偏見を生みだし、恐怖を掻き立てていると感じます。
どうか正しい情報を得てほしい。そして、新しい土地で自律できるように支援していただけたら本当に助かります。
東電の原発が二つ、火力発電所が一つある双葉郡は多くの地元住民が東電にかかわる職についています。雇用以外でも地域は東電と共にいた。
しかし住民へ危険性についての説明はなかったと思う。絶対に安心だと信じ切っていたし、東電は慣れ親しんでいた会社で信頼していた。そのために、怒りや裏切られたような気持ちもあるけれど、身内のようにも感じ東電を責める声に悲しく傷ついたり、申し訳なく思う。 Tweet
今自分は東京の親戚の家に避難している。ここは被災時のことを忘れ去るかのように平和で、その中にいるとまるで震災が夢だったのではないかと錯覚することさえある。
しかし、それが本当に怖い。あのような悪夢は実際にあり、それをここの地域のかたは本当に理解しているのか?もっと被災地が「今現在も」大変だということを報道してほしい
東京でずっとお世話になりっぱなしはよくないと思いアルバイトをしてみようと、何件もまわった。
しかし「福島県からきた」というだけで、アルバイトをすべて断られた。
とてもショックだった。震災もとてもひどかった。しかし今は人災にも苦しめられている。偏見が偏見を生み、福島県民すべてが放射能を浴びているとでもいうかのように言われるのは腹が立つ。どうか正しい知識をもってほしい。 Tweet
Yahooニュース個人「碓井真史の心理学でお散歩」 「ふくしまと共に歩むために」2013.3.8
>ある女子学生の手記:私の東日本大震災:亡くした友と避難所ボランティア体験
>ポスト・トラウマティック・グロース:外傷後成長
>PTSD:災害後の心のケア
>災害ボランティアの心理学:互いに成長するために
>被災者を傷つけないために避けたい言葉
>被災地仙台訪問記
Tweet
ウェブマスターの本『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』
東日本大震災の災害心理学へ戻る
安心安全:災害時の心のケア1 ・災害時のストレス・ASD ・ ご家族ご友人を亡くされた方へ ・より良い避難所生活のために・避難所のトイレ・仮設トイレ:問題と工夫 ・高齢者の心のケア、体のケア・パニックの心理学 ・逃げ遅れの心理学 ・ 疲れているあなたのために(「不眠不休」を越えて) ・ 災害報道を見て辛いるあなたへ:災害時ストレスに負けない方法 ・ 災害時のマスコミの役割 ・ 子どもの心のケア ・ 災害避難所ストレス解消法 ・ ポスト・トラウマティック・グロース:外傷後成長 ・ 風評被害の社会心理学:みんなで北関東の野菜を食べよう ・ 防げ!水道水パニック ・ PTSD ・ 流言 ・ マスコミスタッフの心のケア ・ 事故の心理学 ・ 被災者を傷つけないために避けたい言葉 最大余震の不安 ・ 被災地仙台訪問記 ・自衛隊員、消防士、潜水士らの惨事ストレスケア ・ 災害ボランティア ・亡くした友とボランティア体験 ・被災地福島からの声
心理学入門| 社会心理学(対人心理学)| 心の癒し(いやし)・臨床心理学| やる気の心理学| マインドコントロール| ニュースの心理学的解説| 自殺と自殺予防の心理学| 犯罪心理学・ 少年犯罪の心理学(非行の心理)| 宗教と科学(心理学)| プロフィール・ 講演| 心療内科| 心理学リンク| 今日の心理学(エッセイ) | 心理学掲示板|ホーム・心理学|
アクセス数(97.6.5から)